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2007年08月30日

ヒーロー大活躍

といってもローカルなヒーロー。テレビにでたりなど、目立つようなことはしません。
それにしても、構造が大変面白いです。
ハタハタ型のバイクお目にかかりたいと思います。

彼らの仕事は特産品PR、観光促進 関連グッズ販売。どれも大ヒット。
これからも地域活性貢献していってほしいです。

 ■プロ顔負けの「手作りキャラ」

 宇宙怪獣と戦わなくてもいい、地元のお役に立てれば…。そんな地域密着の“ローカルヒーロー”は、今や日本全国で200以上に上り、この夏も酷暑に負けず各地で活躍中。地元で大ブレークし、特産品のPRや観光促進、関連グッズの売り上げなど、その経済効果が一目置かれるようになったヒーローも現れている。

 ≪ハタハタ 秋田疾走≫

 秋田名物ハタハタ型のバイク「ショッツラー」に乗ってさっそうと登場するのは、“秋田発の地産地消ヒーロー”をうたう「超神ネイガー」。伝統的な民俗行事であるナマハゲのセリフ「悪い子は居ねがー」から名付けられた。

 秋田弁のネイガーに変身する主人公アキタ・ケンは、県内で農業を営む青年。きりたんぽの剣で繰り出す「比内(ひない)地鶏クラッシュ」が必殺技だ。キャラの設定には、とことん秋田名物にこだわった。

 ストーリーや衣装の製作、音楽CDの作詞作曲、アクション実演まで、各分野で実績のある地元出身者が集まり、自前ながらプロ顔負けの完成度の高さを誇る。

 スポーツジムを経営する海老名保さんを中心に同級生らが集まって、2005年に活動を開始。今では県内でのショーだけでなくラジオやCM、雑誌に引っ張りダコ。さらに10月6日からは、秋田放送で毎週土曜の午前9時25分から5分間のレギュラーテレビ番組も始まる。

 県内企業の手による関連グッズは、フィギュアや玩具、菓子、CD、コミック、地ビールや日本酒まで50種類以上。1万個売れれば大ヒットといわれる携帯ストラップは5万個出荷した。

 7月末には、東京・秋葉原にある大型量販店、アソビットキャラシティ内にもネイガーコーナーが開設され、文具や炭酸飲料などを販売。変身するときの掛け声「豪石(ごうしゃく)!」からネーミングした「豪石!サイダー」はすでに20万本以上売れている。

 今月には、中国と台湾でも配信中のオンラインゲーム「ゲットアンプドR」のキャラクターとしても起用された。台湾では、海老名さんの友人が演じるネイガーが活躍し、「台北を中心に、予想以上に知名度が高い」と自身も驚いている様子だ。


 この8月の出動回数は21回。県内のスーパー屋上でショーに出演した後、150キロほど離れた町で開かれた夏祭りに参加するといった超多忙な日もザラ。しかし、「子供にとっては目の前のヒーローこそ最強。小さな村の祭りでも、呼ばれればネイガーは行く」(海老名さん)という姿勢が熱烈なファンを増やしてきた。

 ≪名張に3戦隊≫

 一方、三重県名張市では、名勝・赤目四十八滝をモデルにした3人組「赤目集団ウォーターフォールズ」など3つの戦隊が活躍中だ。昨年5月に、名張商工会議所青年部や市の観光協会などで組織されたボランティア団体「ローカルヒーロープロダクション」が企画し、現在、地元企業10社が支援している。

 これまでに、青蓮寺(しょうれんじ)湖ぶどう組合を中心とした「BUDOKA集団ショウレンジャー」、伊賀牛を扱う精肉店による「伊賀牛集団 部位(ぶい)3(スリー)」を合わせて計3チームを結成した。

 毎週末に観光地を中心にショーを開催しているほか、19日には関西国際空港のイベントにも出張。リーダーの「霜降りレッド」率いる「部位3」は最も人気が高く、10月には音楽CDを全国発売する予定だという。

 名張市観光協会の神田昌典事務局長は、「ブドウ狩りの観光客増加や伊賀牛の売り上げアップなど顕著なPR効果が出ている」と胸を張る。

 ≪石巻は「海斗」≫

 宮城県石巻市の「シージェッター海斗」は、漫画家の石ノ森章太郎さん(故人)による未発表作品「潜鋼騎シャドル」をもとにデザインされたヒーロー。石森プロと、市街地活性化の支援会社、街づくりまんぼうが共同企画した。

 石巻出身の人気アニメソング歌手、遠藤正明さんが歌う主題歌CDも話題で、楽天イーグルスの本拠地であるフルキャストスタジアム宮城でショーを開催しているため、地元宮城では超有名。

 25日には、石ノ森作品がテーマの石ノ森萬画館(石巻市中瀬)で開催された祭りで水上バイクショーを披露。地元ホテルでの各種ショーに飛び入り参加することもあり、観光PRに一役買っている。

 しかし、勢力を増すローカルヒーローに、“本家”といえる「スーパー戦隊シリーズ」の版権をもつ東映は困惑気味だ。

 戦隊シリーズにあやかったヒーローには、キリンビバレッジが清涼飲料水に起用した「麒麟戦隊アミノレンジャー」のような東映公認のキャラクターもあるが、設定が“本家”と酷似していたため警告したケースもあった。

 ただ、1975年に番組放映した「秘密戦隊ゴレンジャー」から映画公開中の31代目「獣拳戦隊ゲキレンジャー」までに対して、どこまで類似すると問題になるのか明確な線引きは難しく、当面は静観の構え。

 子供たちをはじめ根強いファンの声援に支えられ、“地元最強”となったローカルヒーローに挑むのは、なかなか難しそうだ。

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